2018-05-29
家族葬!どこまで声を掛ける?また参列する際の注意事項
近年の葬儀の主流になりつつある家族葬ではありますが、お世話になった方が家族葬を行う際に参列したものか迷う所でもあります。今回は家族葬を行う側・参列する側、両方から見た最良の選択肢を紹介させて頂きます。
声をかける際、明確な範囲に決まりはない!?
家族葬というと、身内だけで行い友人・知人・お世話になった方もしくは恩師等は呼んではいけない!?もしくは呼でいいのか分からないという方は非常に多いのではないのでしょうか?
しかし実は明確な範囲はなく、傾向性をみると参列者の少ない~100名以内(大体が~20名程度で行う)を家族葬という様である。または不特定多数の方が参列しない葬儀を家族葬と呼ぶ様である。
各葬儀社は家族葬というサービスを展開していますが、一般葬との違いは参列者の人数による為、決して家族だけで行うのが家族葬という訳ではないのが実情です。
明確な範囲があるとしたら葬儀会場の収容人員が一つの目安となります。家族葬ホールという小規模ホールが増えており、凡そ~25名までを収容できるホールが主流です。会場の収容範囲内で友人・知人をどこまで呼ぶか検討してみては如何でしょうか?
家族葬に呼ぶかどうか迷った際には
故人様とのお別れは家族だけで行いたいという場合は親族に声を掛ける必要は有りません。
一方で、お世話になった方・友人・知人にも故人を偲んで貰いたいという事であれば、是非声を掛けて下さい。
呼ぶかどうか迷う方がいる場合はどうでしょうか?その場合は、家族と相談の上、故人様だったら最後に会いたかったどうかを基準に検討してみて下さい。
家族に相談しても判断に迷う様であれば、呼んだほうがいいでしょう。呼ばなかったが故に、どうして葬式に呼んでくれなかったのかと、言われるケースも多々見られます。
案内をしなかった理由を明確に伝えられる自信がない方は、呼ぶことをお勧めします。
呼ばない方には、葬儀の案内は送らない
家族葬で行うお葬式をすると決めた後、周囲の方が仮に家族葬の案内を受け取ったら、どう思うでしょうか。
家族葬だから参列は控えようと思う反面、案内があったのだから、参列したほうがいいと考える方もいるでしょう。
家族葬の案内を受け取った方が迷わないように、家族葬の際に出す案内状は呼ぶ方だけに止めましょう。
家族葬に呼ばなかった方には、終わった後に家族葬を身内だけで行ったことを、手紙で報告するのが一般的です。
もし、逝去したことだけでも知らせたい場合は、家族葬の案内で身内だけで送る家族葬を行うこと・故人の意志により参列を辞退することを伝えましょう。
ごくまれに、人づてに逝去を知った方の中に、参列を辞退する家族葬ということを知らずに弔問に訪れる方がいます。そうした方は、無下にお断りするのではなくて、弔意に感謝し、ともに故人を偲びましょう。
案内がない場合は参列しない!
それでは逆に、参列する側の判断基準・マナーについても紹介します。
家族葬を行う家族は、基本的に参列してもらいたい方にだけ案内をします。ですので、どんな形で逝去を知ったとしても、また参列をしたいという希望があったとしても案内がない場合は参列を控えましょう。
家族葬の案内があった場合も、注意下さい。身内だけで家族葬を行う・故人の意志により参列を辞退するといった内容が記されていれば、参列は控えましょう。
参列するかどうか判断に迷う場合があります。案内状に家族葬で行う事と一緒に、葬儀を行う日時と場所が記されている場合です。参列しても良いのか判断に迷う場合は、家族に直接聞きましょう。
今後更に家族葬という葬儀の形は増えて行くでしょう。葬儀も以前と比べ簡素に、またシンプルに行いたいという方も多くいるでしょう。
それぞれの立場でどの様にした方がベターであるかお互いの心情を汲み取り対応する事が故人様とお別れする際の最良の配慮でな無いでしょうか。
また本当に迷った際は、故人様を知る関係者や周囲の方に聞いてみる事もお勧め致します。当サイトでもお問合せには、極力良い回答が出せる様致しますのでご遠慮なくお問合せ下さい。
カテゴリ:お葬式のマナー