2018-01-28
一番お安い葬儀の形!直葬(火葬式)の流れとメリット・デメリット
皆さん直葬(ちょくそう、もしくは、じきそう)という言葉をご存じでしょうか?
お葬式に対する考え方が多様化している現代にあってお葬式をせずに、火葬のみを行う直葬という選択も世間的に認知される様になって参りました。
※火葬のみだとあまりに寂しいので、お別れ式だけを行う火葬式も認知されてきております。
経済的な負担を極力無くし、故人様とお別れするという意味では非常に大事なサービスだと考えております。
葬儀は、お金を掛ければ良いという訳ではありません。しかも、最近ではご家族のみで行う家族葬も主流になって来ている為、体面を気にする必要もありません。
今回は、年々需要が増えて来ている直葬(火葬式)とは一体どの様なサービスであるのかをご紹介すると共に、メリット・デメリットも併せて記載させて頂きます。是非今後の参考にしていただければ幸いです。
もくじ
直葬(火葬式)とはどの様なサービス?
直葬・火葬式では、通夜・葬儀式というすべての式事を行わすに、故人様と自宅、もしくは安置室でお別れをして頂いた後に、火葬炉へとご葬送する一番シンプルな葬儀サービスとなっております。
非常にシンプルな分、分かり易く不要な追加料金が出るなで予想外の事が起こりにくい、ある意味安心して葬儀社に依頼して頂けるプランでもあると思います。
※別途火葬場使用料必要
必要最低限の物は全てパッケージ化されて用意されているケースが多く、直葬(火葬式)プランセット価格という表記がされているケースがほとんどです。
※その中には棺であったり、骨箱でなどの備品もほぼ含まれているケースがほとんどです。
直葬プランの追加オプション
直葬・火葬式プランは非常にシンプルなサービスである為、基本的には追加料金がかかる事がありません。ただし、お客様のご要望・火葬場の炉の空き具合の状況によっては下記の様な追加料金・オプションが存在する為、参考までに表記させて頂きます。
・湯灌:故人様のお体を最後、お湯で綺麗に洗ってあげるサービスです。凡そ8~10万円
・安置料:あまりに安置日が長くなる場合、追加料金がかかる場合があります。追加安置料1万円前後
・自宅安置の際のドライアイス:自宅でのご安置を希望された場合のドライアイス交換 1万円前後
・お別れに手向ける切花:最後棺の中に手向けて頂く切花 1.5~2万円
・宗教者による読経・戒名などのお布施代:5.5~15万円
直葬の価格相場
8万円~20万円(各葬儀によって非常に価格差があるのが現状です)
価格差の理由
その1.
一昔まえの直葬プランの相場が20万円前後だった。(古い葬儀社様は価格据え置きで対応している所がいまだに見受けられます)
その2.
表示価格と最終的な価格差がある場合がある。(初回の見出しで表記でお客様に反応してもらいやすい様にされている会社もあります)
各葬儀社で価格帯はまちまちです。極端に安い、高い場合は気を付けて見積り価格に入っているサービス内容をしっかり確認下さい。
追加料金として葬儀社が加えやすいものは、ドライアイスの交換費用・安置料・寝台搬送料金が挙げられます。
直葬(火葬式)という形式は故人様とのお別れに際し、必要最低限の費用で葬儀を執り行う事が前提のサービスです。
大手葬儀社・中小葬儀社でサービスの内容に差をつけれるものではない為、大手葬儀社だから安心という事はないサービスであるという所が一番の肝心な所となります。
下記に代表的なサービスプランを提供している会社をご紹介させて頂きます。
よりそう:火葬式 シンプルプラン
表示価格の要点
会員料金:83,600円(税込) あくまでも資料請求をして会員になった方向けの金額
通常料金:138,600円(税込) 会員価格との差がある事に気を付けて下さい
安置2日 ドライアイス2日分がプラン料金に含まれている(それ以降の追加安置料金は不明?)
小さなお葬式:直葬プラン
表示価格の要点
会員料金:86,900円(税込) あくまでも資料請求をして会員になった方向けの金額
通常料金:141,900円(税込) 会員価格との差がある事に気を付けて下さい
安置2日 ドライアイス2日分がプラン料金に含まれている(それ以降の追加安置料金は不明?)
日本直葬センター:自社直葬プラン
表示価格の要点
事前相談料金:93,500円(税込) あくまでも資料請求をして会員になった方向けの金額
通常料金:104,500円(税込) 事前相談価格との差がある事に気を付けて下さい
安置3日 ドライアイス3日分がプラン料金に含まれている(それ以降の追加料金1日9,900円)
※関西での対応のみ
火葬式(直葬)の流れ
直葬(火葬式)のメリット・デメリット
直葬のメリット
葬儀業の中でも一番コストが掛からず故人様を送る式である為、経済的な理由等により必要最低限の費用で火葬を執り行いたい方のご需要に一番にお応えしてます。
数人で簡素にお別れをしたい。
身寄りの方がいらっしゃらない方の為、一番に検討して頂けるサービスです。
炉前経という形で火葬場で焼香と共に、宗教者にお経を読経頂く事が出来る等、最低限ではあるが仏式でのお別れが可能
直葬のデメリット
火葬式は身内の方で必要最低限の物と火葬にて執り行う葬儀です。その為、充分なお別れのお時間を取ってもらう事が出来ない。別居をされていた身内の方でも十分なお別れをして頂ける時間が取れません。
式事が一切ない為、仏式・神式など宗教式でのお別れが出来ません。(炉前経対応は可能:火葬炉前にて宗教者により読経してもらう事)
参列者がいない事を想定している為、仮に参列者がおられても対応が難しい。
親戚・親族からしっかりとした葬儀をなぜしないのかと大反対を受ける事がある。
まとめ
葬儀にはご要望に併せ、各サービスが用意されています。
安易にネット検索で上位に来ている葬儀社を選択するのでは無く、どの様なお葬儀をされたいか?というご希望を元に葬儀社をご選択される事をお勧め致します。
近年では、葬儀価格も非常にお安くなってきており、家族葬でも20万円台で対応する葬儀社も出てきております。
闇雲に安価なサービスを使うのではなくご親族・ご親戚ともご相談の上、後悔のないお葬式で大切な方をご葬送される事を願います。
是非、慎重な葬儀社選択をして頂けます様、引き続き当サイトで情報発信して参ります。
カテゴリ:直葬について