葬儀の知識

後悔しない直葬でのマナーとは気になる服装や香典もわかりやすく解説!

葬儀マナー

最近、コロナ禍において増えてきているのが「直葬」です。一般葬でも家族葬でもない直葬っていったいどんな葬儀なの?直葬に参列する際のマナーや気をつける点は?と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は直葬に関する知識や気になるマナーをわかりやすく解説していきたいと思います。

そもそも直葬とは?

そもそも「直葬」とはいったいどのような葬儀なのでしょうか?ここでは直葬の簡単な流れも加えながらわかりやすく解説してみたいと思います。

火葬式とも呼ばれる 直葬と一般の葬儀との違いは?

通常、通夜・告別式・火葬・初七日(精進落とし)といったものが一般的な葬儀の流れとされています。それに 対 して 直葬 は “火葬 のみ ”を 執 り 行 う 葬儀 のことをいい、別名で火葬式とも呼ばれます。

直葬の流れ

葬儀社によって、故人を安置場まで搬送 します。

安置場にお迎えした故人の身支度を整え、旅立ちの準備をし、納棺、出棺 となります。

火葬場にて故人との最後のお別れとなります。火葬場では僧侶を招いて読経をあげてもらうこともできます。

火葬が終わるとお骨上げ(収骨)となります。故人の骨を骨壷に納めていきます 。

直葬での参列者のマナー

それでは、直葬でのマナ参列者のマナーとして、実際にどういったところに気をつければよいのでしょうか?ここでは「服装」「香典」「挨拶」「弔問」「弔電」についてわかりやすく解説していきます。

服装

直葬においての服装も、基本的には一般的な葬儀と同じ喪服と考え、光沢のある持ち物や派手な装飾品は身につけないようにします。ただし、直葬はごくわずかな身内だけの葬儀となるため、実際は厳格には定めていないことが多いようです。

主催者側から服装についての定めが特になければ準喪服での参列 で構いません。また平服でお越しくださいと言われた場合は常識の範囲内で考え、カジュアルなものは着用しないようにし、略喪服で参列するのが良いでしょう。

香典

直葬の場合においても、一般的な葬儀同様に香典を持参します。ただし、香典を受け取ることで香典返しは必要となるため、もともと葬儀の金銭的負担を減らす意味合いが大きい直葬においては、香典は不要というケースがあります。

その場合は主催者側の意思に従い、香典は渡さないようにするのがマナーといえます。香典不要の場合、主催者側は事前に参列者に連絡をするようにします。

挨拶

直葬では、火葬のみの葬儀になるため、一般の葬儀のような喪主による挨拶はありません。ただ主催者側も参列者側も、直葬の場において交わす 挨拶のマナーは一般の葬儀となんら変わりがありません。

参列者側は故人の死を悼み、ご遺族へお悔やみの言葉を伝えますが、その際には一般の葬儀と同様に、忌み言葉は避けるようにします。

弔問

直葬の場合、参列者はほぼ身内の身となるため、故人と最後のお別れをしたかったという方もあります。式に参列できなかった方々は後日弔問し、故人の死を悼みお別れするということになります 。

弔問のタイミングとしては、一般的に葬儀終了後三日~四十九日の間に行くのがマナーとされています。ただし弔問に伺っても大丈夫かどうか、また伺う日時など事前に 先方の都合を確認した上で弔問することがマナー です。

弔電

直葬は告別式がないので、弔電を送るのであれば葬儀場ではなく自宅へ送ることをおすすめします。
ちなみに弔電は、インターネット上から簡単に申し込むことができます。電話なら「 115」にかければ申し込みすることができます。

トラブルを避けたい!直葬における主催者側のマナーとは

次に直葬を行う主催者側のマナーとしてどういったものがあるのか、気をつけたいポイントを解説していきたいと思います。

周囲の理解を得る

直葬を行うことで故人への弔いや敬意が損なわれるのではないか、と考える方がまだまだ多くいらっしゃることも事実です。後悔のない直葬を行うために、まず主催者側が第一にすべきことは 親族や周囲への理解を得る ことです。

その際、どういった理由で直葬を行うのかという説明を、親族や周囲に伝えることが大切です。

菩提寺との話合い

加えて直葬は菩 提寺さんとの関係にも影響を受けやすいといえます。そもそも僧侶を呼ばずに火葬式のみで行う直葬を寺院が快く思わないのは当然です。中には直葬を行うのであれば読経はしないといった寺院もあるようです。

特に長く関わり合いを持つ菩提寺があるのなら、慎重に丁寧に話合いをすることがマナー です。

参列できなかった方々への配慮

また直葬は限られた方のみが参列する葬儀になる為、葬儀に参列できず故人と最後のお別れが叶わなかったという方々への配慮も必要です。そういった場合には、 後日自宅にて弔問していただくような 心配りをすることが大切 です。

まとめ

今回の記事に関するポイントを以下のようにまとめました。

【ポイント】
・直葬とは火葬のみを執り行う葬儀のことである。

・参列者の服装は、特に定めがなければ準喪服の参列でよい。

・香典も一般の葬儀と同じだが、香典不要の申し出があれば主催者の意向に沿うようにする。

・直葬における挨拶も一般の葬儀と変わりがない。

・後日、弔問する際にはまず先方の都合を確かめる。

・弔電は自宅に送るようにする。

・主催者側は、直葬を行うことを周囲や親族に理解してもらう。

・主催者側は、付き合いのある菩提寺と事前に話合いをして理解を得ておく。

・主催者側は、参列できなかった方への心配りも忘れずに行う。

最近増えてきた直葬ですが、直葬のマナーや知識を事前に知っておくことでトラブルを回避し、心から故人悼むことができるのだと思います。後悔のない直葬をおこなうためにも今回の記事を参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

カテゴリ:お葬式のマナー

お葬式のことで困ったことはありませんか?
050-5357-2687
お急ぎの方24時間・365日対応