2021-06-07
家族葬だと言われたときの葬儀マナーを徹底解説!参列や香典はどうする?
近年、少子高齢化の影響から親族だけで葬儀を執り行う「家族葬」が増えてきました。
家族葬で執り行うと知らされたら、どのようなマナーが必要なのでしょうか。
本記事では、家族葬の場合の参列・香典のマナーついて詳しく解説していきます。
また、遺族側の立場で必要なマナーについてもお伝えします。
最後まで読んで家族葬について是非、理解を深めてください。
もくじ
家族葬と言われたときの参列マナーは?
家族葬は参列する人数が限られます。また、参列者はご遺族が決定します。
ここでは、家族葬 と言われたときの 参列や香典 のマナーに ついて解説します。
直接依頼されてないなら参列しないのもマナー
家族葬の場合、親族など 少人数 で執り行うことが多いです 。
訃報を聞いたとしても、ご遺族から 直接 依頼がなければ参列は控えましょう。生前親しくしていても呼ばれない場合もありますが、少人数で見送りたいという ご遺族の意向だと捉えてください。無理に連絡を取ったり訪問したりせず、 葬儀終了の報告があるまでは静かに冥福を祈りながら過ごしましょう。
親族以外でも呼ばれ たら参列する
反対に親族では ないのに事前に連絡があったなら、「 お別れ に来て 欲しい」という参列の依頼だと受け取りましょう 。 親族ではないからと遠慮せず、ご遺族の気持ちを汲んで参列するのがマナーです。
香典は辞退すると言われなかったら通常通り持参
ご遺族が香典や供物を辞退する場合は、最初の連絡で告げられます 。特に何も言われない限りはご持参し、服装も通常の葬儀同様に喪服で参列します 。親族以外なら香典は 5,000 円~1 万円くらいの範囲で用意しましょう。(詳しくはお通夜・お葬式に参列!香典の金額相場と作法についてを参照下さい)
家族葬が終わったと知らされたときのマナーは?
お知らせに従う
ある日突然、「家族葬で執り行いました 」 という訃報の知らせを受け取ることがあります。急なことで慌ててしまいますが、香典や供物に関しては 書かれている内容に従うのがマナーです。「香典や供物を辞退する」と記載があった場合は、たとえ生前お世話になった方であっても、香典や供物を送るのは控えましょう 。
どうしても弔意を伝えたいなら連絡をとって訪問
弔意をお伝えしたい場合は、ご遺族の都合をお聞きして四十九日の法要前にお伺いしましょう。突然伺うのは、忙しいご遺族に迷惑をかけることになるので絶対に控えてください。なお、弔問する場合は供物や供花を持参しても構いません。「辞退と書いてあったから」と手ぶらで伺うのはマナー違反にあたります。「 葬儀の中で辞退する 」という意味なので、弔問の際は供物や供花持って伺いましょう。
都合がつかないなら気持ちの品を送るのもOK
ご遺族と予定が合わない、自宅が遠いなどの理由で弔問が叶わない場合は 、気持ちの品を送るのがおすすめです 。贈答用のお線香など、1,500円~ 3,000円 ほどの価格帯のものを用意して、お悔やみの気持ちをお伝えしましょう。
遺族側のマナーは?香典は受け取る?
ここからは遺族側の立場として、参列を希望された場合や香典を渡されたときの対応の仕方を解説します。
辞退したのに参列に来たら無理には断らない
家族葬で執り行うことを決めたら、参列して欲しい方のみお知らせをします。しかし、訃報の知らせが広がると、参列依頼をしていない方からも 「 通夜に行きたい 」と連絡が来ることもあります 。この場合は、故人や遺族の意向を伝え丁寧にお断りしましょう。
では、葬儀 当日にお越しいただいたらどうすれば良いでしょうか。 遺族が人間関係を把握せず、本来ならお知らせすべき親しい方だった可能性もあります。 また、会社関係者なら 、参列辞退の意向が上手く伝わらなかった ケースも考えられます。無理に追い返すことはせず、参列していただきましょう 。
香典辞退 でも送られてきたら受け取るのがマナー
香典や供物を辞退することをお伝えしたとしても、香典などが送られてくることがあります。その場合は、「 辞退しているから 」と送り返すのは失礼です 。ありがたく頂き、お返しは四十九日を過ぎた頃に、通常の香典返しと同じようにお礼の品物をお送りしましょう。
まとめ
親族だけなど少人数で家族葬を執り行うのは、さまざまな事情があってのことです。ご遺族の意向を汲み取り、参列しないのも大事なマナーです。また、香典や供物辞退が伝えられた場合も、自分の気持ちを押し付けたりせずに従いましょう。予期せぬ参列者や香典は、多忙なご遺族に負担を与えてしまいます。遺族側の立場で「 家族葬を執り行う 」と決めた場合は、誤解や混乱を招かないよう、参列や香典に関してはっきりと意向をお伝えしましょう。
カテゴリ:お葬式のマナー